Zama talk

2012年02月09日
「絶望の国の幸福な若者たち」古市 憲寿 氏
 第1068回 マーケティング創造研究会
日 時 2012年2月9日(木)14:30~16:30
テーマ 絶望の国の幸福な若者たち ~同世代の講師が語る新”若者論”~
講 師 東京大学大学院 総合文化研究所 博士課程在籍
有限会社 ゼント 執行役員 古市 憲寿 氏

▼今回は「絶望の国の幸福な若者たち」(講談社)「遠足型消費の時代」(共著  朝日新書)等
の著作で今注目されている古市憲寿氏(27歳、東京大学大学院博士課程在籍、
有限会社ゼント執行役)を講師にお招きし、ご自身を含む最近の若者像についてお話し頂きました。

▼若者がモノを買わないって本当?ムラムラする若者たち―ムラ社会に生きる、
消費による自己実現からコミュニケーションによる相互承認の時代、
情報→オピニオンリーダー→一般人……「この人だから買おう」等、
研究と実感をふまえてのお話でした。

▼<質疑応答>では
「われわれの世代(40代)は消費=レジャーと思っていたが、今の若者はどうか?」
「今20代の若者が30代、40代になった場合、どうなのだろうか?」
「次の次の世代の若者も同じなのだろうか?」等々の質問が出ました。

いま「つながり」意識が表面に出てきている。「つながり」とは何か。
古市講師は、それを「承認欲求」であるという。
社会的承認と(友人間の)相互承認である。だからムラをつくり、ムラに住むようになる。
だとすればそうした「ムラ」の中で「モノ」は若者とどうつながっているのか、
それを考えてゆくのが若モノ・マーケティングの課題になるのだろう。

(マーケティング共創協会 座間忠雄)

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