(2014/8/6)第1117回 マーケティング創造研究会
テーマ 【終了】香りの効用はどこまで期待できるのか?
講師 筑波大学 人間系心理学域 教授 綾部 早穂 氏
日時 2014年8月6日(水)14:30~16:30
参加費用 CMSメンバー(年間参加権契約メンバー):チケット制
情報会員 ―1名様10,800円(税込)消費税8%
一  般 ―1名様16,200円(税込)消費税8%
     【請求書到着後、銀行振込み】
場所 ハロ-会議室 茅場町【2014年1月から会場を変更いたしました。ご注意願います。】 <東京都中央区日本橋茅場町2丁目9−5 日進ビル3階> 

昨今では、店頭販促に「カレーの匂い」が使われたり、
洗濯洗剤に「香りを付けるだけ」の商品があったりと、
香りや匂いに関する話題は高い頻度で登場しています。

以前、日本人は香りに対する感受性が高く、香水などの「強いにおい」を好まず、
「無臭市場」が成長分野だと言われていましたが、香りに対する意識変化が起きているようです。
また、一方で、店頭で香りが混じることで、不快な売場になる可能性もあります。

今回は、筑波大学の綾部早穂氏をお迎えし、感覚知覚心理学の視点から、
香りの効用・効果についてご解説いただきます。


【講師からのメッセージ】
香りを「知覚」する(嗅覚)プロセスを鑑みると、「香りの効用」の有効性と
限界を想像することができると思います。
香りに対する快不快の形成過程や個人間での捉え方の差異について内外の研究報告を踏まえて、
お話しさせていただきます。


【アジェンダ】
1.香りの受容と「知覚」の過程
2.生得的vs経験的快不快
3.評価の枠組み
4.個人差

< 綾部 早穂 講師のプロフィール >

筑波大学 人間系心理学域 教授

■略歴

筑波大学第二学群人間学類心理学専攻卒業後、 高砂香料工業(株)総合研究所勤務。
その後、筑波大学博士課程心理学専攻入学 、博士(心理学)取得。 筑波大学心理学系助手、
健康科学大学健康科学部助教授を経て、 2005~2007年 Philip Morris USA 主席研究員。
筑波大学人間総合科学研究科准教授を経て、2013年より現職。
▽専攻:感覚知覚心理学、嗅覚心理学、脳機能計測など。


■著作物(※リンク先は出版社の書籍情報です。)

スタンダード 感覚知覚心理学』[2014.02]、松井豊監修、綾部早穂・熊田孝恒 編(サイエンス社)
あなたはなぜ「嫌悪感」をいだくのか』[2012.10]レイチェル・ハーツ 著
、綾部早穂 監修、安納令奈 訳(原書房)
知覚心理学』[2011.04]北岡 明佳 編著(ミネルヴァ書房) ※
分担著
感覚知覚心理学』[2008.05]海保博之 監修菊地正 編(朝倉書店) ※分担著
においの心理学』[2008.01]綾部早穂・斉藤幸子 編(フレグランスジャーナル社)
 

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