(2012/4/19)第1071回「マーケティング創造研究会」
テーマ |
【終了】 ヒット商品ブームを生み出す「Mart」流・主婦目線と実際の展開 |
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講師 |
株式会社 光文社 月刊「Mart」編集長 大給 近憲 氏
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日時 |
2012年4月19日(木) 14:30~16:30 |
参加費用 |
会 員―2名 無料 追加1名につき10,500円
購読会員―1名 10,500円
非 会 員―1名 15,750円 |
場所 |
ハロー会議室 新富町
(東京都中央区新富2―14―17新光第一ビル 7F) |
今回は、雑誌ビジネスの新たな展開として「食べるラー油ブーム」の
火付け役になるなど、数々のヒット商品ブームを生み出してきた主婦雑誌
「Mart」の大給編集長をお招きして、下記内容からご解説頂きます。
1.「Mart」読者会員とWEB会員
①読者会員(約3,000人)
・企画を練り上げる作業に直接かかわる
・商品開発などのヒアリング・モニターにも参加
②WEB会員(約17,000人)
・Martコミュニティに書き込み
・ミセスパーティ・食の展示会などのイベントに参加
・隠れた逸材も
2.崩壊しつつある価値観のピラミッド
―極端ではリアリティがなくなってきた―
・バブルのときは上に憧れる
・リーマンショックは下に下に堅実に
・バランスの悪い人カッコ悪い
・料理がうまくてもエプロンがいまいちでは違う
・流動的だった存在が不動の価値観になっていく
・ZARAやGapでいい エルメスやシャネルじゃなくても
・そこそこのバランス感覚がリアリティを持った幸せ感になる⇒Mart族
3.芳香剤を「気分」で解釈する読者
4.「Mart」が7年間で生み出してきたもの
ダウニー、ル・クルーゼ、カフェラテ、バーミックス、
レノアハピネス、アロマリッチ、ハミングフレア
5.桃屋のラー油で話題になった背景
・Mart読者の代表がラー油を№1にして棚が変わった
・バイヤー目線と読者目線
6.Mart読者の商品開発の特徴
・グリコのポッキー
・牛乳石鹸のウルルア
7.デジタル解析では見えないもの
―消費者に「何が欲しいか」を聞いてそれを与えるだけではいけない
8.「気分」はどこの誰に象徴されるか
・コストコはニッチなのにどうして企画にするか
・極端ではなく解釈もいらない普通の「気づき」
< 大給 近憲 講師のプロフィール >
株式会社 光文社 月刊「Mart」編集長