(2012/6/15)第1074回 マーケティング創造研究会
テーマ 【終了】 消費者の「買いたい」を作り出す実践脳科学
講師 ニールセン・カンパニー リージョナルディレクター アジア太平洋インド中近東アフリカ及び中国担当 出塚 輝毅 氏
日時 2012年6月15日(金) 14:30~16:30
参加費用 研究会会員-2名無料 追加1名につき10,500円
情報会員-1名10,500円
非会員-1名15,750円
場所 ハロー会議室 新富町 
 
いま消費者の無意識ニーズをとらえる、脳科学研究を活用したニューロマーケティングが注目されています。
今回は、世界有数のニューロマーケティング調査を行う、ニールセン・カンパニー社がその実践を紹介した『マーケターの知らない「95%」』を監訳された標記出塚講師をお招きしてご解説頂きます。
 
(以下は出塚講師からのメッセージと講義内容の概容です。)
私たち人間の五感には毎秒1100万ビットの情報がインプットされていると言われます。しかし、私たちの“意識”が処理できるのは、せいぜい40ビット、全体の情報量の0.001%に過ぎません。
私たちは日々、ほとんどの情報を無意識内で処理して暮らしていることになります。そしていままでは消費者の40ビットの情報をもとにマーケティングを考えていたとも言えます。
この無意識の情報をニューロマーケティング調査でとらえ、理解するという
ニューロフォーカスの取り組みを解説します。
 ニューロフォーカスは下記の4つの特徴を持っています。
① 消費者の脳にダイレクトにアクセスして無意識の情報を得る。
② 製品コンセプトやパッケージ、広告などに対して、どの瞬間の・どの部分の反応かが厳密に分かる。
③ その脳の反応がどの程度販売に影響しそうかが分かる。
④ これらがブランディング・製品コンセプト・広告・パッケージ・店舗設計など、マーケティングのバリューチェーンを通じて理解できる。
 
(講 義 内 容)
1消費者の脳と欲求―買いたくなる脳とは?
 ・脳の機能の基本 
 ・買いたくなる脳と五感の関係―五感のチカラ
 ・女性脳・老人脳の特徴―マーケティングで気をつけること
2 買いたくなる脳を知る
 ・とらえるべき脳の反応:3つの基本数値
 ・3つの基本数値から市場の反応を推定する:本当に売れそうなのはどんな脳波?
3 実践編
 ・「消費ロードマップ」:マーケティングのバリューチェーンで総合的に活用する。
 ・「消費ロードマップ」の各段階での活用の仕方
4 事例紹介
 ・毎秒2000回の情報でいつ・どこで・何に・どう反応したか
 ・製品・パッケージ・広告開発の事例
 ・ベストプラクティス:数千の事例から蓄積した「市場で成功する」ための
  「すべきこと」と「すべきでないこと」
 

< 出塚 輝毅 講師のプロフィール >

ニールセン・カンパニー リージョナルディレクター アジア太平洋インド中近東アフリカ及び中国担当
1997年入社。
日系・外資系企業の消費財に関するリサーチサービスを担当後、
2007年より日系企業に対する海外事業展開でのマーケティングリサーチ、
コンサルテーションに従事。
主に新規国・地域展開、新製品展開、
グローバルブランディング・コミュニケーションに関するサービスを扱う。
2008年のニューロフォーカス社の日本事業立ち上げに参画。
ESOMAR(ヨーロッパ世論・市場調査協会)会員。

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