(2013/2/21)第1085回 マーケティング創造研究会
テーマ |
【終了】 いま「マーケティング・コンセプト」を問い直す
~「状況の思考」による顧客志向~ |
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講師 |
神戸大学大学院経営学研究科 教授 栗木 契 氏
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日時 |
2013年 2月21日(木)14:30~16:30 |
参加費用 |
研究会会員―2名様無料 追加1名様につき10,500円
情報会員 ―1名様10,500円
一 般 ―1名様15,750円 |
場所 |
ハロー会議室新富町 |
マーケティングの基本理念は「顧客志向」ということで非常に明快ですが、
具体的、個別的な現場の中での実践ということになると、単純明快な「解」はなく、
さまざまな問題にぶつかる・・・
これがマーケティングの実務面での実際と思われます。
では、具体的な実務状況の中で「マーケティング・コンセプト」(顧客志向)をどのように理解し、
実務活動につなげていけばいいのでしょうか。
今回は、マーケティング理論の研究とともに実務家を対象としたエクササイズ研修をされている栗木先生をお招きして、
下記内容について事例を織り込み、ご解説頂きます。
1)いま「マーケティング・コンセプト」(顧客志向)を問い直す意味
・「状況の思考」としてのマーケティング・コンセプト
・法則定立至上主義の限界
2)競争行動の罠
・2つの事例
・差別化はなぜ空転するか
3)マーケティングにおけるデザインの罠
・デザインに導かれた思考
(例―ケーキの購買にあたって重視される属性は?)
4)マーケティング・リサーチの罠
・マーケティング近視眼
・イノベーターのジレンマ
5)顧客志向という言い訳
・部門の都合の言い訳
・創造性の欠如の言い訳
・近視眼の言い訳
・つながりを見抜く顧客志向へ
< 栗木 契 講師のプロフィール >
神戸大学大学院経営学研究科 教授
専攻:マーケティング戦略、ブランド・マネジメント、インターネット・マーケティング
[主な著書]
『リフレクティブ・フロー』白桃書房,2003、『ゼミナール マーケティング入門』(共著)日本経済新聞社,2004
『売れる仕掛けはこうしてつくる』(共編著)日本経済新聞社,2006
『ビジネス三國志』(共著)プレジデント社,2009、『国際マーケティング』(監訳)碩学舎,2010
『マーケティング・リフレーミング』(共編著)有斐閣,2012
『マーケティング・コンセプトを問い直す』有斐閣,2012