▼今回は、「いつでもどこでも、どんなにつぶしてもなくならないプチプチ」
おもちゃ“∞(むげん)プチプチ”を開発し、大ヒットさせた
『∞(むげん)アイデアのつくり方』の著者、㈱バンダイの高橋晋平氏をお迎えし、
「アイデアを苦しまずに出す方法」について、実際にミニ演習を交えながらご解説頂きました。
▼アイデアを苦しまずに出す方法
・アイデアは、まず質より量が大事。量から質が生まれる
・思いついたこと、すべてがアイデア。まずダメなアイデアから出す。アイデアはテキトーがいい。
・瞬間!直観!潜在意識にゆだねる!
・ポイントは「連想」の仕方
・自分の選んだ候補アイデアを人に話して反応を見る。(アイデア友達)
・アイデアの通し方
①いろいろな方向を持つアイデアを持ってゆく(捨てネタを入れる)。
②実現したいアイデアを上司に言わせる(わかりやすい穴を作っておく)
⇒上司を味方につける。
▼実務家としてアイデアと格闘し続けてきた体験をもとにお話し頂きましたので、
とてもわかりやすく、アイデア発想が苦手、不得意の方にとっても、
自分にもできるかもしれないという希望を持たせてくれるお話でした。
▼全体として印象に残ったこと感じたことは・・・
①アイデアは人間の無意識に無数眠っている
⇒だからそれを掘り出すために、思いついたことを数多く出すことがまず出発点になる
⇒無意識の顕在化。
②これは、よく言われている「消費者行動の95%は無意識である」ということとも符合している。
③将来、脳科学がアイデア発現の脳構造を解明した際、高橋氏のアイデア発想法は
脳理論的にも合っていることが証明されるだろうと思いました。
④「アイデア友達を持つ」「実現したいアイデアを上司に言わせる」
⇒先般、本ホームページの「zama-book」でご紹介した
井庭先生(慶応義塾大学准教授)の著書
『「プレゼンテーション・パターン」 ―創造を誘発する表現のヒント―』
……「プレゼンテーションとは単なる伝達ではなく、創造の誘発である」とも符合しています。
(マーケティング共創協会 座間忠雄)