▼消費が経済合理性で割り切れたら、マーケティングは要らない。
消費行動は、経済的な行為であると同時に、文化的な行為という
側面が強くなっている。
消費者の日常に「物語」「遊び」「笑い」「アート」…といった要素を提供し、
文化的に豊かな生活をもたらすことが今日におけるマーケティングの
大きなテーマになっている。
▼今回は、山川先生にナラティブ(物語性)とゲーミフィケーション(遊戯性)の
マーケテイングについてご解説頂きました。
・物語=感動を誘発し、消費に豊かな文脈をもたらす
・物語で伝えるメソッドとその効能
・物語の効果①文脈の理解(エピソード記憶)を形成する
②潜在欲求の具現化
③能動性の喚起
④語り直し
・ナラティブプランニング(物語開発でブランドを創る手法)の進め方
・ゲーミフィケーションマーケティングの事例、その効果と留意点
▼冒頭でもふれましたが、消費行動は経済合理性だけでは語れない、
いま行動経済学はそこを追求しています。
衒示(誇示)的消費、祝祭的な消費、儀礼的消費、ネタ的消費、同調型消費、
ポトラッチ(破壊的浪費)的な消費において物語性とゲーミフィケーションの
マーケテイングは今後有効なマーケテイング手法になるだろうと思います。
(マーケテイング共創協会 座間 忠雄)