今回は、コピーライター＆ビジネス書作家の川上徹也氏（湘南ストーリー
ブランディング研究所代表）をお招きして、「仕事の成否は働きかける相手が
どれだけ本気になって動いてくれるかにかかっている」「相手を本気にさせる
最大の武器は言葉であり、文章である」という視点から「キャッチコピー力」
養成法について、ミニ演習をおり込みご解説頂きました。

（主な内容）

【1】キャッチコピー力とは

【2】キャッチコピー力の基本３カ条

(1)強い言葉を使う強い言葉
     ＝「印象に残る」「心に刺さる」弱い言葉
     ＝「手あかのついた」「ありきたりな」
(2)相手の心に「何で？」を抱かせる人間は、
     自分が常識だと思っていることと
     反対のことを言われると「何で？」という疑問がわく
(3)リズムや語呂をよくする・３つたたみかける
  　[例]清く正しく美しく
       ・韻をふむ
       ・対句にする
       ・有名なコピーや流行り言葉をもじる

【3】ミニ演習 ～テーマ：残業削減キャンペーン～

(1)ターゲットを絞る
(2)問いかける・語りかける
(3)言い切る
(4)具体的な数字を入れる
(5)心の底から真剣にお願いする

【4】ストーリーコピーライティング

(1)ストーリーの効用
(2)「ピーチかぶ」の例
(3)「人」をプラスしてストーリーを感じるコピーにする

　キャッチコピーというと、それは広告コピーライターの仕事と
思いがちでしたが、「人間の心理」と「言葉のもつ力」からご解説頂いた
「キャッチコピー力」のお話は、社内における企画提案その他のビジネス
場面においても非常に有効だということを感じました。
 

　また「人」をプラスしてストーリーを感じるコピーにする「ストーリー
コピーライティング」によって商品が生き生きするというお話も印象的
でした。
 

（マーケテイング共創協会　座間　忠雄）