第1135回 マーケティング創造研究会 | |||||
日 時 | 2015年6月2日(火)14:30~16:30 | ||||
テーマ |
「開発速度と成功度をあげる、消費者との共創開発の可能性 ~ユーザー・イノベーションの具体的活用方法~」 |
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講 師 | 法政大学 経営学部 教授 西川英彦 氏 |
今回は、「消費者との共創開発」を研究されている法政大学経営学部教授
西川英彦先生に「ユーザー・イノベーションの具体的活用法」について事例を
交えご解説頂きました。
・ユーザーは、専門知識が何もないという誤った認識
・分野は違っても、何か専門知識を持ったユーザーの存在
・ユーザー企業家・・・顧客が自身のために開発・商業化
・創造性効果の実験(アイデア段階)
・高い売上額と高い粗利高
・開発効率効果
・ラベル効果の実験
―ユーザー創造製品は、購入意向やロイヤリティを高める
―複雑な製品ほど、ユーザー選択あるいはフル参加がカギ
・多様な参加者がカギ
・創造性効果の要因
・負のラベル効果
・ラベル効果の要因
・ツールキット
・評価制度
「消費者との共創開発」の国内事例として無印良品やフェリシモ等の事例を
ご紹介頂きました。いずれも「お客の声を聞く」ためのシステムや専門組織が
あり、評価制度ができていることが共通していました。
また、普通、ユーザーは専門知識を持っていないと考えがちですが、分野は
違っても何か専門知識を持ったユーザーはいるわけで、そうしたユーザーの
意見やアイデアが生かされた例もご紹介頂き、“なるほど”と思いました。
(マーケテイング共創協会 座間 忠雄)