第1156回 マーケティング創造研究会 | |||||
日 時 | 2016年5月25日(水)14:30~16:30 | ||||
テーマ | 「アラフィフクライシス 三大不安のキモと対策の実態 コミュニケーションのミスマッチを読み解く」 | ||||
講 師 | 株式会社 リビングくらしHOW研究所 取締役 所長 植田 奈保子 氏 |
今回は、リビング新聞グループのリビングくらしHOW研究所長の
植田奈保子氏にアラフィフ世代(45~55歳)の「三大不安のキモと対策」
についてご解説頂きました。
・美容・健康の不安
・親の老いの不安
・自分の老後
・アラフィフ世代は「肌悩み」「老後世代の経済不安」がピーク
・新旧多彩なメディアを活用する
・美容・健康の不安→「更年期」の捉え方にミスマッチあり
・親の老い→「老人」の捉え方にミスマッチあり
・自分の老後→「老後ビジョン」の捉え方にミスマッチあり
・エイジングケアの情報収集には積極的、
でも多すぎてどれを実践していいか分からない
・目に見えるところの「老いの兆し」に敏感
・親の老いの不安のキモ
・自分の老後→夫の定年に年金不安、貯蓄・資産が不十分
上記のようなアラフィフ世代の不安に対してどう対応していけばいいのか。
以下の5つのヒントをご解説頂きました。
(1)「更年期」ではなく、「リセットメンテナンス」時期として
言い換えていくことが肝要
(2)論理派で自分磨き好きな世代には、やったらやっただけ
の成果が見えることが重要
(3)親の老い・自分の老後不安を親子一緒に考える
(4)後手のケアではなく、賢い先手ケアの提唱を
(5)同年代でも生活環境は多彩な世代、選択眼に自信のある
世代だから、自分向けの対策を選べるようなコミュニケーションが重要
全体的には、アラフィフ世代に対する情報のミスマッチを指摘されていたのが
印象的でした。
(マーケティング共創協会 座間 忠雄)