Zama talk

2016年06月08日
「アイトラッキング-目は口ほどに物を言う ~視線で分かる消費者の本音」蜂巣 健一 氏
 第1156回 マーケティング創造研究会
日 時 2016年6月8日(水)14:30~16:30
テーマ アイトラッキング-目は口ほどに物を言う ~視線で分かる消費者の本音
講 師  株式会社 トビー・ジャパン 代表取締役社長 蜂巣 健一 氏


 眼球がどのように動き、視界からどのような情報を得て、脳や心理にどのような
影響を及ぼすのか。今回は、アイトラッキング(視線計測)技術の世界最大手である
トビー・テクノロジーの日本法人(株)トビージャパン代表取締役社長蜂巣健一氏に
「アイトラッキング~視線で分かる消費者の本音」についてご解説頂きました。


(主な内容)


・アイトラッキングとは何か―原理とメカニズム
・アイトラッキング技術の活用領域
・空間のアイトラッキング(店頭の場合)
・消費者に直接的・間接的にも訊かず購買行動やブランド選択の理由を探る
・視線データをどう活用するか
・アイトラッキング調査の導入ステップ(予備調査)が大事
・自販機調査の事例
・複数の生理計測を組み合わせた予測モデルが大事




消費者が言葉ではなかなか表現することがむずかしい「無意識」や「本音」をいかにして
知ることができるか。アイトラッキングは、人がどこを見ているか(眼球の向きと場所)
を測定し、分析・解釈します。

いろいろな分野での活用事例の紹介を含む盛り沢山のお話でしたが、マーケティングに
おいては、購買行動やブランド選択の理由を探る→「訊かずに測る&探る」がキモに
なります。

「言葉で聞いた無意識はノイズになることもある」「先ずは、消費者の『考慮集合』に
入れる!」「導入ステップ(予備調査)が大事」「複数の生理計測を組み合わせた予測
モデル」等々のお話の締めくくりとして、
ガントリークレーンを操作する熟練者と非熟練者の視線の違い→暗黙知の違い、さらには
サッカー、ボクシング、野球のバッターなどにおける熟練者と非熟練者の視線(視点)
の違いのお話も興味深かった。



(マーケティング共創協会 座間 忠雄)


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