第1161回 マーケティング創造研究会 | |||||
日 時 | 2016年8月3日(水)14:30~16:30 | ||||
テーマ | 「新ビジネス時代に読み解くランチェスター戦略の本質」 | ||||
講 師 | ランチェスター戦略コンサルタント 福永 雅文 氏 |
今回は、ランチェスター戦略コンサルタントの福永雅文氏をお招きし、
「ランチェスター戦略の本質と活用法」についてご解説頂きました。
・ランチェスター第一法則
・ランチェスター第二法則
・戦いの原理
・小が大に勝つ三原則
・武器、兵力数をビジネスに応用
・弱者と強者の基本戦略と5大戦法
・差別化の6視点
・販売方法の6手法
・弱者の戦略の結論
・No.1主義
・顧客内占有率の重要性
・顧客の格に応じた攻撃の方針と量
私(座間)が弊協会(当時:販売実務協会)に入職してから間もなく
協会の先輩が企画・開催した田岡信夫先生と斧田大公望先生による
「ランチェスター戦略研究会」を懐かしく思い出しました。
田岡信夫先生がビジネス社から出版した大ベストセラー
「ランチェスター戦略入門」書を発行する(1972年)前のことです。
年間数回開催のセミナーでした。
当時、数学や統計学が苦手だった(今でもそうですが)私にとっては
漠然とした理解しか出来なかったように思いますが、今回の事例を
含めた福永先生のご解説で大分理解が進んだようです。
富士重工業スバルの事例にあるように、全方位型から一点突破型の
商品戦略で突き抜けること。
そしてソフトバンクのナンバーワン主義(孫正義氏の講話)
―「圧倒的NO.1でなければ、いずれ利益は出なくなる。圧倒的NO.1
になれる分野に、なれる道筋がみえて、はじめて手をつける。勝てる
戦いしかしない。やるからには必ず勝つ。圧倒的NO.1になる。全体で
NO.1になるには時間がかかる。そこで、まずは短月の純増数でNO.1
をとることに集中させた。一番を体験させたら勝ちグセがつく。」
福永先生もおっしゃていたようにランチェスター戦略はビジネス社会の
不易流行の法則なのだろうと思います。
(マーケティング共創協会 座間 忠雄)