第1176回 マーケティング創造研究会 | |||||
日 時 | 2017年04月27日(木)14:30~16:30 | ||||
テーマ | 「2017-2018年市場を動かす、CMF+S」 | ||||
講 師 |
一般社団法人 日本流行色協会 カラートレンド・ディレクター ジェネラルマネジャー 大澤 かほる 氏 |
今回は、一般社団法人 日本流行色協会のカラートレンド・ディレクタージェネラル
マネージャーの大澤かほる講師をお招きし、「2017年-2018年市場の流行色とその背景」
についてご解説頂きました。
「社会が動き、消費構造が変わる時代には、色も大きく変わる」ということから、
ものの機能価値からひとの感情価値が重視される現代においては、
なつかしさ・癒し・美しさ・触った感じ(質感)・色が大事な要素になっている。
色でいえば「その時の気分を表現できる色」である。古着人気、ビンテージ人気は
「個性的でかわいい」「うんちくがある」「懐かしい消費」。
団塊世代は「黒」に対してポジティブ。昔から着物に使われているパープル(藤色)
が好き(高齢者と子どもに共通)。
2017年-2018年のデザインの基調テーマは「詩」「移動」「時」「変態・変体」。
カラー活用のポイントはエキセントリック(中心から外れる)な配色、激しい感情の発露、
奇妙、変、驚き、冷静と情熱の共存、あらゆるメタリック表現等を挙げられました。
そして2017年は強い色調が必要なので「赤」が要請されるだろうと予測されました。
(マーケティング共創協会 座間 忠雄)