第1182回 マーケティング創造研究会 | |||||
日 時 | 2017年07月27日(木)14:30~16:30 | ||||
テーマ | 「このままでいいのか家庭の食と食マーケット」 | ||||
講 師 |
サーチクリエイション 代表 高垣 敦郎 氏 |
今回は、ハウス食品株式会社で長年、マーケティングリサーチを担当されてきた
高垣敦郎講師をお招きして「家庭内食生活の動向と食マーケットの今後」について
ご解説頂きました。
上記(主な内容)の「最近の気になる食マーケットの動向」から
「これからの家庭の食のために何が必要なのか」までご解説頂きました。
●最近の気になる食マーケットの動向
2020年家族が変わる/専業主婦は絶滅危惧種/食の低関与者の増加
/若い世代の人たちの食と購買行動/家族はいるが家庭がない
/子供に迎合するお母さん
●家庭内食の歴史的な変化
1900年代以降の食品のロングセラー一覧/家庭内食30年の変化
/50代の年配層が若い世代に近づき、年齢で格差がなくなる方向で変化してきた
/ロングセラーが幅を利かせるマーケット/メニュー内容の変化/調理内容の変化
/調味料の変化
●食品メーカーには「飽きのこない」おいしさの提供が必要とされる
飽きのこない理由とは/飽きのこない食品TOP15
/飽きのこないおいしさづくりが食品メーカーの究極の目的
●おかあさんはなぜ料理をつくるのか
調理行動促進・阻害要因モデル/なぜ家庭で料理をするのか?
お話の最後に、企業活動にとってマーケティングリサーチの一番大切なことは、
リサーチによってわかった事柄をどう読み解くかであり、
(競合他社も知らなかった)お客様の心理と課題の発見こそ本当の意味での
マーケティングリサーチであると結ばれました。
長年マーケティングリサーチを実施され、解析されてきた高垣講師の
メーカーマーケターとしての実感を感じさせられました。
(マーケティング共創協会 座間 忠雄)