今回は、ユニリーバジャパンのマーケティング部門でブランド戦略立案や
新製品開発を担当され、2011年に（株）ブラボーを創業し、1万8千人の
生活者の本音やアイデアを取り入れて商品開発をサポートする、日本最大の
共創プラットフォームBlabo!を運営されている坂田直樹氏にご解説頂きました。

（主な内容）

・作り手（メーカー）と使い手（生活者）のズレ
・生活者の多様な視点や新しい視点にふれることによって
　様々な気づきやインスピレーションを得る
・食品メーカーの事例
・重なり思考―「企業の本音発見」、「生活者の本音発見」、「両者の重なり発見」
・「この商品がなくなったらお客様が困る」ような商品を考える
・ガリバー（中古車）の事例
・生活者の本音のポイント

従来のアンケート調査やグルインではなかなか発見できないユーザーインサイトを
発見する考え方と方法、生活者のホンネ視点をふまえた商品開発、マーケティング
の展開についてご解説頂きました。


1万8千人もの生活者プランナーが参加する共創プラットフォームというのは、
SNS時代を象徴しているように思うし、かつてアルビン・トフラーが予測した
プロシューマー（消費生産者）がふえているということも実感しました。

また生活者の方々が参加したくなるような、楽しい形でかつ本音を言いやすい
環境を用意し維持してゆくのも大変なことだろうな、とも思いました。

（マーケティング共創協会　座間　忠雄）