第1190回 マーケティング創造研究会 | |||||
日 時 | 2017年12月08日(金)14:30~16:30 | ||||
テーマ | 「日経MJ編集長が解説する2017年日経MJヒット商品番付」 | ||||
講 師 |
日経MJ 編集長 中村 直文 氏 |
今回は、日経MJの中村直文編集長に「2017年ヒット商品にみるイマドキ消費
とこれから」についてご解説頂きました。
◆2017年ヒット商品の特徴
・ヒット商品の決まり手は消費者の「ウチ(家、内)」を充たすこと
・長寿時代。健康でいつまでも美しく。そしてもう一花。
・革新度ではうんこ漢字ドリル
・格安品の限定販売
・モノを売る時代は終わった
◆ヒット番付の歴史を振り返る
・40年前の1977年
・30年前の1987年
・20年前の1997年
・10年前の2007年
・10~20年前はモノが7~8割を占める
・2016年、2017年は3割がモノ、7割がコト(サービス等の体験型消費)
2017年のヒット商品の紹介とその特徴についてご解説頂きましたが、結びとして
次のようなお話( 本年のMJ話題) をもって結んで頂きました。
・絞るほど、広がる
・そこでしか手に入らないもの
・自己実現型も好調
・女性消費の常識が変わる(少年ジャンプの2割が女性、オロナミンCは半分が女性)
・男型マーケの限界?(女性脳と男性脳)
・より個別に
また「世界のエリートは何故『美意識』を鍛えるのか?」(光文社新書)を最後に
ご紹介頂きました。
「経営におけるサイエンスとアート」という副題にあるように、今日の消費者は
理性(サイエンス)によって商品を選ぶというよりも感性や情緒というアート的
感覚をもって選び、消費していることがポイントになっているということだと
思います。
(マーケティング共創協会 座間 忠雄)